かなり簡便に操作できるものに落とし込んだなという印象が強かったです。
Qいつ「ゆがみーる」に興味を持ちましたか?
A関心を持ったのは市民の方が姿勢を気にされていたり、横浜市が行う各種事業などで、姿勢に関する関心が高まってきたということが大きなきっかけになっています。当時、私たちスポーツ医科学センターでは、「モーションキャプチャシステム」という大型の動作解析システムを使い歩行分析や姿勢チェック等をしていたのですが、そこに関心を持っていただいたこともあり、「ゆがみーる」開発当初からのつきあいというかたちになります。
Q「ゆがみーる」の第一印象はどんなものでしたか?
A具体的な作り込みには関わっていないのですが、出来上がったものを見させていただいたときは、「ユーザーが使いやすい」という印象はありました。それは専門的な大型なシステムを使い動かすもので「かなり簡便に操作できるものに落とし込んだな」という印象が強かったです。
「客観性」「モバイル性」に優れたものが必要だという課題をもっていました。
Q「ゆがみーる」の導入前に悩みや課題はありましたか?
A研究システムとしてではなく、お客様サービスとして運営していくためには、誰でも簡単に操作できるようなシステムを作らなければなりませんでした。しかし大型システムですと限られた施設でしか測定が出来ないため、「客観性」「モバイル性」に優れたものを作らなければならないという課題を持っていました。その解決に「ゆがみーる」というシステムは非常に使い勝手がよいと感じています。
多くの人を短時間で測定出来るという点が重要なポイントでした。
Q悩みや課題の解決策として「ゆがみーる」の導入を決めた理由はなんですか?
Aモバイル性がまず第一にあり、簡単なシステムで使いやすく、客観的なデータベースが蓄積できるというところもポイントです。立位、屈位、屈伸時の動きの姿勢の評価ができるというコンテンツ内容は私たちの観点や運動時の姿勢の特徴を予測するポイントとして有用であると思い導入を決めました。
Q他の商品やサービスと比較しましたか?
Aはい、比較させていただきました。操作性の問題で、詳細な分析や測定項目をいくつも増やせば、やはり多く情報が得られるのですが、スポーツ科学等の専門家や、研究者が使うわけではないので使いやすさや操作性の問題を重視して比較しました。また多くの人を短時間で測定出来るという点も重要なポイントでした。
職員が使いやすいという印象をもち導入は非常にスムーズに行えたと感じます。
Q現在、「ゆがみーる」をどのように活用していますか?
A現在管理している施設・スポーツセンターで定期姿勢測定会を1施設年に4回行っています。1回2時間ほどのイベントを開催、受けられた方のフォローとして姿勢改善教室を行っています。地域での出張測定や施設での測定会等を催すにあたっては、「ゆがみーる」を使用した測定結果を説明できるスタッフの教育が必要になってきますので、スキルアップ研修を行い広く展開できるようになりました。
Q「ゆがみーる」のご利用で感じたことはありますか?
A操作性が非常に優れていると思います。それによるメリットは職員が「使いやすい」という印象も持ちますので、導入するきっかけとしては非常にスムーズだと感じます。
お客様に明確なアドバイスが出来るようになり、姿勢に対する関心も高まってきた。
Q「ゆがみーる」の導入で環境は変化しましたか?
A私たちはキャッチコピーとして「美しい姿勢はトレーニングでつくる」と出しています。姿勢を良くしたいという願望はあるけれども、何をどうして姿勢を良くしたらいいのかが分からない。それに対して「筋肉の状態によって骨格の並びは変わり、明確な体づくりを通して姿勢はつくられる」というアドバイスの提示ができるようになってきたというのはサービスとしては大きな変化であると感じます。また私たち職員も、この姿勢測定の研修を通してフォーム、動作、関節の慢性疾患の問題や、健康との関係などの機能解剖的な知識が非常に増え、関心も高まってきたという点でも非常によい傾向になってきたと感じています。
Q今後も「ゆがみーる」の利用を継続したいと思いますか?
Aはい。その予定でいますし、さらに広げようと思っています。私たちの場合、お客様に客観的なデータに基づく運動指導というものを大切に考えております。そこに対して、簡便に携帯性を持ってできるシステムの開発というのは非常に求められていますので、一緒に関わっていけたら嬉しいと思います。
(公財)横浜市体育協会健康づくり事業課
「いつまでもスポーツが楽しめる明るく豊かな社会の実現」横浜市民の体育。スポーツを進行し、もっと横浜市民の健全な心身の発達と明るく豊かな市民生活の形成に寄与します。「姿勢測定」は管理運営している横浜市の各区スポーツセンターで定期実施しています。
千葉県千葉市緑区おゆみ野南6‐15‐6
TEL : 045-640-0014 (平日のみ : 午前9時〜12時, 午後1時〜5時)
URL : http://www2.yspc.or.jp/ysa/